同性愛でもなく
「レズビアン短編小説集」という副題がついているが、これは、平凡社ライブラリ刊、大橋洋一編の、『ゲイ短編小説集』に合わせるためだろう。女性同士の交流や葛藤を描くが、「レズビアン」という言葉から連想されるような、性的な主題を扱ったものは少ない。
セアラ・オーン・ジュエット、ウィラ・キャザー、キャサリン・マンスフィールドらのまさに「傑作」というべき短編が所収されていて、その選択も、それぞれの短編の雰囲気に合致した翻訳はすばらしい。
森で生活する清純な少女を描く「シラサギ」、コミカルで少し切ない「トミーに感傷は似合わない」、夜明けの内に普遍的なものを見出す少女を鮮烈に描き出す「外から見た女子学寮」は特に印象的である。
女性作家による、女性をテーマにした粒ぞろいの短編集といえる。
女たちの時間-レズビアン短編小説集
タイトルにとらわれないでほしい。 もちろん題材は、すべて女性同士の恋愛ばかりだけれどとても文学的な短編が17編。 普通の恋愛小説としてみんなにぜひ読んでほしい本。 残念なのは、1編がちょっと短い事。それで星が4つに。
平凡社
性遍歴 (幻冬舎文庫) ゲイ短編小説集 (平凡社ライブラリー) honey & honey 楽園の条件 [IDコミックス/百合姫コミックス] (IDコミックス 百合姫コミックス) MAKA-MAKA (Vol.1)
|